45 岩手のお茶いろいろ
秋のクラフトフェアで素敵な土瓶を手に入れました。さて今日はどんなお茶を飲もうかな? 緑茶やほうじ茶もいいけれど探してみると岩手ではいろいろなお茶がつくられていて、探しがいがあります。
最初に飲んだときの驚きでは九戸村の「あま茶」でしょう。とにかく甘い、なんでこんなに甘いのよ。含まれる天然甘味は砂糖の200倍の甘さを持ちながらノンカロリーといわれており、甘い物好きには救世主のようなお茶です。さっぱりとハーブティーのような後味もよろし。
体重はもとより健康も気になるお年頃、久慈市の「黒豆茶」は県産の黒豆を自家焙煎した、香ばしく風味のとてもよいお茶。軽米町で見つけた「韃靼そば茶」は血液サラサラでおなじみのルチンがたっぷり。香ばしさの中にほんのかすかな苦味があるのがこちらの持ち味です。
茶葉を入れたら熱いお湯を注ぎ、ふうふういいながらすすると体もポッカポカ。日ごと寒さが募る季節、しみじみと美味しいお茶の時間はいかがですか。
※食のほそみち 第45回 マ・シェリ1095号(2018年10月26日)掲載
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