11 田楽豆腐
ドラマ「あまちゃん」で一世を風靡したご当地グルメ・久慈まめぶ汁。しかし発祥地の久慈地域には、さらなるソウルフードが存在しています。店の軒先や産直のテントで、炭火にあぶられきつね色に焼けた四角い物体。ご存知「豆腐田楽」ですが、豆腐は縦10センチ×横5センチ、厚み2センチ(平均)とかなり巨大。しかし表面に塗られたにんにく味噌が放つ香ばしい匂いときたら! あの匂いの誘惑に勝てる人がいたら、いやぁ会ってみたい。
久慈地域のほか県北でもよく目にする豆腐田楽、単純なようで豆腐の堅さやにんにく味噌の味など店によって少しずつ違うのが面白いところ。久慈駅前の「大判小判」は醤油が隠し味で、好みの焼き具合も聞いてくれるのは対面販売のよさでしょう。個人的にはにんにく強め・ウェルダン(しっかり焼き)が好き。焼きたては、表面カリッ中フワッフワ。久慈まめぶ汁人気もなんのその、地元で脈々と愛されている理由がわかる美味しさです。
■駅近アンテナショップ大判小判 久慈市中央3‐1 電話0194(52)3538 ※田楽豆腐は久慈の市日(3と8のつく日)に店頭で販売 ※食のほそみち 第11回 マ・シェリ987号(2015年10月30日)掲載
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