51 レストランあさひやの特製カレーピラフ
カレー、ピラフ、そしてトンカツ。ひと皿に盛りつけられたそれは、私が知る限り最強の三位一体です。いや、ありそうでない取り合わせはもはやヌーベル・キュイジーヌ(新しい料理)というべきか…。何度食べてもまた食べたくなる、それが一関市千厩の老舗レストラン「あさひや」の特製カレーピラフです。
そもそもは原田良一オーナーシェフが、東京での修業時代に考案したまかない料理。見た目はガッツリ、辛そうな男飯ですが、特製カレーパウダーで炒めたピラフは卵入りのやさしいお味。トンカツは薄いのに柔らかくジューシーで、洋食屋の甘いカレールーとの相性はばっちり。辛くなく脂っこさもないから食べ飽きず、最後の一口までおいしいのです。
作りおきをせず、注文が入るたびフライパンをふるいカツを揚げる原田シェフ。復興支援に食育にと飛び回っているのに、いつも厨房で笑顔を絶やしません。そんな熱血漢のつくるひと皿に、元気をもらえますよ!
■レストランあさひや 一関市千厩町千厩字宮敷43‐8 電話0191(52)2325 ※食のほそみち 第51回 マ・シェリ1113号(2019年04月19日)掲載
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